“範頼”の読み方と例文
読み方割合
のりより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
範頼のりよりの墓があるといふ小山や公園や梅園や、そんな所へ行つてそこの日だまりにしやがんでぼんやり時を過して帰つてくるのだ。
赤蛙 (新字旧仮名) / 島木健作(著)
朝飯をすました後、例の範頼のりよりの墓に参詣した。墓は宿から西北へ五、六丁、小山というところにある。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
範頼のりより墓守はかもりの作ったと云う菊を分けて貰って来たのはそれからよほどのちの事である。墓守は鉢に植えた菊を貸して上げようかと云ったそうである。この墓守の顔も見たかった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)