“カク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かく
語句割合
30.8%
15.4%
15.4%
7.7%
7.7%
7.7%
7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「古人子貢しこうの言葉にもある——ココニ美玉アリ、ヒツニオサメテカクセリ、善価ヨキアタイヲ求メテランカナ——と」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
巧言令色足恭コウゲンレイショクスウキョウウラミカクシテノ人ヲ友トスルハ、丘コレヅ とか、生ヲ求メテモッテ仁ヲ害スルナク身ヲ殺シテ以テ仁ヲ成スアリ とか、狂者ハ進ンデ取リ狷者ケンジャサザル所アリ とかいうのが
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
イソ上布留カミフルの命は、嫋女タワヤメマドひによりて、馬じもの縄とりつけ、鹿シヽじもの弓矢カクみて、大君の命畏み、天サカ鄙辺ヒナベ退マカる。ふるごろも真土マツチの山ゆ帰り来ぬかも(万葉集巻六)
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其と共にウツし身にとつては恐しいが、常にある親しみを持たれてゐると期待の出来る此カクの人々が、恩寵の来訪をすると思ふ様になつたのである。
コノ人必ズ七日ノ後、マサニカクノ如キ快楽ケラク眷族ケンゾクヲステ、決定ケツジョウ必ズ死ニイタルベシ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曰ク、向上ノ心即チコレナリ。菩提、訳シテカクトイウ。仏果ブッカ一切ノ智々ナリ。コノ智々ノ上ニ起ス衆生ノ希望心ニテアルナリ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
カク池の四隅に殘る氷かな
寒山落木 巻一 (旧字旧仮名) / 正岡子規(著)