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『「珊瑚集」解説』
ふりがな文庫
『
「珊瑚集」解説
(
「さんごしゅう」かいせつ
)
』
荷風先生は毅然たる現実主義精神を抱いた散文作家であると同時に、一面には嫋々たる抒情詩人である。この両面を解して後はじめて先生が真面目に接し得られるというべきである。先生のすべての傑作はみなこの両面がさまざまな釣合を保ちながら渾然融和の妙趣を …
著者
佐藤春夫
初出
「珊瑚集」岩波文庫、岩波書店 1938(昭和13)年9月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
鍛冶
(
とうや
)
明
(
あきらか
)
曰
(
いわく
)
顰
(
ひそみ
)
做
(
なら
)
抛
(
なげう
)
掬
(
きく
)
屡
(
しばしば
)
懈
(
おこた
)
下浣
(
げかん
)
尠
(
すくな
)
新
(
あらた
)
宥恕
(
ゆうじょ
)
嫋々
(
じょうじょう
)
繙
(
ひもと
)
如
(
ごと
)
陰翳
(
いんえい
)
偏
(
ひとえ
)