“絨氈”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じゅうたん87.3%
じゆうたん4.2%
じうたん2.8%
じゅうせん1.4%
じゆたん1.4%
もうせん1.4%
マット1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“絨氈”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本5.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
テエブルの上に幅の広い、明るい帯をなして、インクつぼを光らせたり、床に敷いてある絨氈じゅうたんの空想的な花模様に
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わたしは思わず足をとめたまま、ぼんやりわたしの部屋の中に、——殊にわたしの足もとにある、薄赤い絨氈じゅうたんに目を落した。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
——私が柔かい絨氈じゆうたんの上で眼をさました時は、もう朝の日差しが斜めに部屋のほこりを容赦なく照してゐる頃でした。
亜剌比亜人エルアフイ (新字旧仮名) / 犬養健(著)
にぶ絨氈じゆうたんに甘きみつやみ
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
半靴はんぐつさきらした、母親はゝおやしろあし卓子掛ていぶるかけ絨氈じうたんあひだうごいた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
日本の十畳敷ばかりの所に赤い絨氈じうたんを敷き詰めて、淡紅うすあかい羽蒲団の掛つた二人寝の大きな寝台ねだいを据ゑ、幾つかの額と二つの大きな鏡の懸つたなり立派な部屋だが、半月程暖炉シユミネかなかつたので寒さが僕をがたがたとふるはせた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ときどき彼は人をつかわして蘇武の安否を問わせ、食品、牛羊、絨氈じゅうせんを贈った。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
彼はそこのあと片付けを命ぜられて、部屋の中をあちこちしながら働いていたが、ふと絨氈もうせんの端につまずいて倒れた。
夢遊病者の死 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
足痕は人の通らない端の方ばかりをって歩いているために、殆んど一つも踏み消されたものはなく、昇降口の階段の処まで続いて来て、そこからずっと階下したまで敷き詰められた絨氈マットの上まで来て消え失せている。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)