トップ
>
絨毯
>
じゆうたん
ふりがな文庫
“
絨毯
(
じゆうたん
)” の例文
壁紙を張つた壁や
絨毯
(
じゆうたん
)
を敷いた床を見せて、明るい空色の
更紗木綿
(
さらさもめん
)
の窓掛の間に
射
(
さ
)
し込んだとき、寢室は美しい小さな部屋に見えた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
樫材の床には
絨毯
(
じゆうたん
)
を敷いてあるので、全體の感じは應接間と廣間の奇妙な寄せ集めであつた。
クリスマス・イーヴ
(旧字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
室
(
へや
)
の中には、三方の壁に、いろんな武器がいつぱいかゝつてゐて、方々に、いろんな
骨董品
(
こつとうひん
)
が並んでゐて、その
真中
(
まんなか
)
に、赤い
絨毯
(
じゆうたん
)
の上に、額に角みたいな長い
瘤
(
こぶ
)
のある大男が、あぐらをかいて
金の猫の鬼
(新字旧仮名)
/
豊島与志雄
(著)
いつも
鎧戸
(
よろひど
)
を
下
(
おろ
)
したまゝの、二つの大きな窓には、同じ色の
帷帳
(
カアテン
)
の
花綵飾
(
はなづなかざ
)
りが
弛
(
たる
)
んで、半分覆うてゐた。
床
(
ゆか
)
の
絨毯
(
じゆうたん
)
も紅く、寢臺の足許の
卓子
(
テエブル
)
にも、
眞紅
(
まつか
)
な
布
(
きれ
)
が掛かつてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
この水盤の傍に
絨毯
(
じゆうたん
)
を敷いて坐つてゐるのは、肩掛を※ひ、頭には
頭被
(
タバアン
)
を被つたロチスター氏であつた。彼の黒い眼と淺黒い顏の色と
囘教徒
(
フイ/\けうと
)
のやうな
顏立
(
かほだち
)
とが、その衣裳にしつくり合つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“絨毯”の解説
絨毯(じゅうたん、絨緞)とは、一般的には経糸(たていと)と緯糸(よこいと)、パイル(毛羽)の構造を持つ織物の総称。ただ、歴史的には各地域や各言語で多様な呼称、形態で存在しており、特にトルコ、エジプト、イラン、トルクメン、コーカサス、中央アジア、インドなどで生産されるものは「オリエント絨毯」と呼ばれている。カーペットとも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
絨
漢検1級
部首:⽷
12画
毯
漢検1級
部首:⽑
12画
“絨”で始まる語句
絨氈
絨緞
絨毛
絨壇
絨氎
絨
絨帳
絨繵
絨衣
絨鍛