“生欠伸”の読み方と例文
読み方割合
なまあくび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ふん Marius the Epicurean か。」と、冷笑するような声を出したが、やがて生欠伸なまあくびを一つみ殺すと
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
侍坐の酒井、奥平、本多などのともがらは、主人が生欠伸なまあくびをこらえているていを察し、信雄のの過ぎた好意をこう防ぎにかかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おお、参ってみようぞ。要らぬ詮議立てじゃが、この木の芽どきに生欠伸なまあくびばかりしているも芸のない話じゃからな。ちょっとのぞいてみるか」