“なまあくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生欠伸83.3%
生呿呻6.7%
生欠6.7%
生叺3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍坐の酒井、奥平、本多などのともがらは、主人が生欠伸なまあくびをこらえているていを察し、信雄のの過ぎた好意をこう防ぎにかかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
空寝入そらねいり生呿呻なまあくびなど
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「何だか知らないけれど生欠なまあくびばかり出て」
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
吸殼は火鉢の隅に目立つやうにかさになツて、口が苦くなる、頭もソロ/\たるくなツて來て、輕く振ツて見ると、后頭が鉛でも詰めてあるやうに重い。此うなると墨を磨るのさへものうい、で、むやみ生叺なまあくびだ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)