“草葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさば70.6%
そうよう11.8%
くさつぱ5.9%
カヤ5.9%
クサバ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からすかないはあれど、草葉くさばかげで……」ばあさんが自分じぶんこゑつてとき勘次かんじはぼろ/\となみだこぼした。おつぎもそつとなみだぬぐつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
葉子は画家の草葉そうようと恋にちて行ったとき、夜ふけての水のうえにきしの音を耳にしながら、楽しい一夜を明かしたかつての思い出のふかい
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
をりがあつたら、誰方どなたぞ、かうかうおもつて、因果いんぐわ因縁いんねんで三ねんつたゞ。旦那だんなはながおきだで、な、どんな草葉くさつぱだかこゝにあつたら、一寸ちよつとつまんでをしへてくらせえ。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とり葺ける草葉カヤは、此家長の御富ミトミアマりなり。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
下の語の最初の音が濁音になるのである(「妻問ツマドヒ」「愛妻ハシヅマ」「香妙カグハシ」「羽裹ハグクム」「草葉クサバ」など)。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)