草葉そうよう)” の例文
葉子は画家の草葉そうようと恋にちて行ったとき、夜ふけての水のうえにきしの音を耳にしながら、楽しい一夜を明かしたかつての思い出のふかい
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
草葉そうよう 征矢そやを成す
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かつて草葉そうようをかいてやると言って、葉子から白地の錦紗きんしゃの反物を取り放しにしているということから、あの人たちにはすでにそういった、有るところから取ってやるのが当然だという
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)