“くさつぱ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草葉33.3%
草原33.3%
草場33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をりがあつたら、誰方どなたぞ、かうかうおもつて、因果いんぐわ因縁いんねんで三ねんつたゞ。旦那だんなはながおきだで、な、どんな草葉くさつぱだかこゝにあつたら、一寸ちよつとつまんでをしへてくらせえ。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「へ、へ、わしあまた。真個ほんとう草葉くさつぱはなかとおもつたゞ、」
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人は、粗末な貸家なぞがぽつ/\立ちかけてゐたりするやうな、草原くさつぱなぞの多い、さびれたところを近廻りして、小ぎれいな家の並んだ上品な通りへ出た。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
草場くさつぱ夜露よつゆひどうございますで、旦那だんな、おはかますそれませう。つていらつしやいまし。ええ、んでござります、彼是かれこれうしてちますほどのこともござりますまい。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)