“かやはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萱原60.0%
茅原36.0%
草原4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしてほとん毎日まいにちごとつてうちに、萱原かやはらを三げんはゞで十けんばかり、みなみからきたまで掘進ほりすゝんで、はたはうまで突拔つきぬけてしまつた。
掘った土は、低地の茅原かやはらや沼地をどんどん埋立てて行った。一ヵ所の溜池ができると、附近の川の性能がまるで違って来た。
(新字新仮名) / 吉川英治(著)
なお一説には「陸奥の真野の草原かやはら」までは「遠く」に続く序詞で、こうしてあなたに遠く離れておりましても、あなたが眼前に浮んでまいります。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
陸奥の真野の草原かやはらはあんなに遠くとも面影に見えて来るというではありませぬか、それにあなたはちっとも御見えになりませぬ、というのであるが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)