草原かやはら)” の例文
なお一説には「陸奥の真野の草原かやはら」までは「遠く」に続く序詞で、こうしてあなたに遠く離れておりましても、あなたが眼前に浮んでまいります。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
陸奥の真野の草原かやはらはあんなに遠くとも面影に見えて来るというではありませぬか、それにあなたはちっとも御見えになりませぬ、というのであるが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
陸奥みちのく真野まぬ草原かやはらとほけども面影おもかげにしてゆとふものを 〔巻三・三九六〕 笠女郎
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)