“草葺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさぶき69.0%
くさぶ24.1%
くさふき3.4%
わらぶき3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
行先(ゆくて)にあたる村落も形を顕(あらは)して、草葺(くさぶき)の屋根からは煙の立ち登る光景(さま)も見えた。霧の眺めは、今、おもしろく晴れて行くのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
海の浅瀬に差し出してある清涼亭という草葺(くさぶ)き屋根の日本人経営の料亭へ、私たちを連れて行き、すぐ上衣を脱いだ。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
つまり木造(もくざう)草葺(くさふき)の三角形(かくけい)の屋根(やね)ばかりのバラツクであつた。
日本建築の発達と地震 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
始めて弟の家を見るお種には、草葺(わらぶき)の屋根の下もめずらしかった。お種はお雪に附いて、裏の畠(はたけ)の方まで見て廻って、復(ま)た三吉の居る部屋へ戻って来た。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)