“くさぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草生53.3%
草葺46.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草生くさぶには出で入る子らが二人ゐて昼ふかきかなや大き星見ゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
煩悩の赤き花よりやはらかに煙る草生くさぶへ鳩飛びうつる
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
路ばたに一軒の新しい草葺くさぶきの家があって、ひとりの女がかどに立っていた。女は十六、七で、ここらには珍しい上品な顔容かおかたちで、着物も鮮麗である。彼女は周に声をかけた。
慶長見聞集けいちょうけんもんしゅう』という本を読んで見ると、今から三百四十年ほど前の、慶長けいちょう六年霜月しもつき二日、江戸丸焼まるやけという大火があったのち、幕府は命令をだして草葺くさぶきをあらためさせ
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)