“くさぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草葺90.9%
茅葺4.5%
草舎4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやく小さな流れに出た。流れに沿うて、腰硝子の障子など立てた瀟洒しょうしゃとした草葺くさぶきの小家がある。ドウダンが美しく紅葉して居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
軌道レール直角ちよくかく細長ほそなが茅葺くさぶき農家のうかが一けんあるうらやまはたけつゞいてるらしい。いへまへ廣庭ひろにはむぎなどをところだらう、廣庭ひろにはきあたりに物置ものおきらしい屋根やねひく茅屋くさやがある。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「ほれ。あそこに、柱が十本も並んでいる草舎くさぶきろうがある。あの廊のはずれに見える小さいお堂がそれでございますよ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)