“かやぶき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カヤブキ
語句割合
茅葺81.3%
萱葺17.5%
茅茸1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たきくつがへすやうで小留をやみもなくうちながらみんな蓑笠みのかさしのいだくらゐ茅葺かやぶきつくろひをすることは扨置さておいて、おもてもあけられず、うちからうち隣同士となりどうし
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やがて車夫が梶棒かじぼうおろした。暗い幌の中を出ると、高い石段の上に萱葺かやぶきの山門が見えた。Oは石段をのぼる前に、門前の稲田いなだふちに立って小便をした。
初秋の一日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところどころに碁石を並べたやうに、散在して居る茅茸かやぶきの人家。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)