草生くさぶ)” の例文
何の花にほふ草生くさぶぞ角さし入れうつつなく牛のきほひ嗅げるは
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
草生くさぶには出で入る子らが二人ゐて晝ふかきかなや大き星見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
草生くさぶには出で入る子らが二人ゐて昼ふかきかなや大き星見ゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
煩悩の赤き花よりやはらかに煙る草生くさぶへ鳩飛びうつる
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
きんぽうげ色の草生くさぶから昼の光が消えかかるやうに
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが髪へ、吹けばえんだつ草生くさぶなか。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たんぽぽの光りゆく草生くさぶ
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
草生くさぶには出でる帯の
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)