“リーフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珊瑚礁33.3%
堡礁22.2%
暗礁11.1%
環礁11.1%
縮帆部11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おことばですが閣下かっか、もうそろそろ珊瑚礁リーフになりますんで」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
外海の濃藍色とは全然違って、堡礁リーフ内の水は、乳に溶かした翡翠ひすいだ。船の影になった所は、厚い硝子ガラスの切断部のような色合に、特に澄み透って見える。
あのS・O・S小僧が颱風たいふうや、竜巻スパウトや、暗礁リーフをこの船の前途コース招寄よびよせる魔力を持っちょる事が、合理的に証明出来るチウならタッタ今でもあの小僧を降す
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その中で一番貴いバカル珠に至っては、環礁リーフの外に跳梁する鋸鮫のこぎりざめでさえ、一目見て驚怖退散する程の威力を備えている。
南島譚:01 幸福 (新字新仮名) / 中島敦(著)
遠くの沖合の二本マストの帆船が二つの縮帆部リーフをちぢめた縦帆トライセールを張って停船(2)し、しかもなお、その全船体をしきりに波間に没入していたが、その島と海岸とのあいだだけは
「つまり、リーフ十字形クロスレットさ。いわばこいつは、ジーグフリードの致命点だったからね。それに、傍線を引いて、フォン・エッセンに示したところをみると、何かそこになくてはならぬわけだろう」
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)