“竜巻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たつまき95.2%
スパウト4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その代り一本の茶褐色ちゃかっしょくの煙がすーっと立ちのぼり、轟々ごうごうたる音をたてて天空てんくうはるかに舞いあがっていく。その有様は、竜巻たつまきの如くであった。
あたかも大洋上の暴風のように、狂いだつ栄光グロリアが展開するのを、諸君は見たのだ。強力暴戻ぼうれいなる意力の竜巻たつまきが過ぎるのを、諸君は見たのだ。
あのS・O・S小僧が颱風たいふうや、竜巻スパウトや、暗礁リーフをこの船の前途コース招寄よびよせる魔力を持っちょる事が、合理的に証明出来るチウならタッタ今でもあの小僧を降す
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)