“摂”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
93.3%
せつ2.9%
おさ1.0%
1.0%
つま1.0%
はさ1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食事もらなければならず、第一、息苦しい長持の中に、そんな長い間忍んでいられよう道理はない筈ですけれど、なぜか、私には
人でなしの恋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
らず、この語まことしかるや。孟子曰く、否、これ君子の言に非ず、斉東の野人の語なり。ぎょう老いてしゅんせつせるなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
すなわち眼に見、耳に聞き、鼻にぎ、舌に味わい、身に触れることのできる一切の客観の世界は、ことごとくこの「色」の中におさまるのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
私はこんな順序に拘泥せずしかも手本もなしに美人画を腕にめ込むまでには、じかに写生などをして種々に苦心しました。
雷同性に富む現代女流画家 (新字新仮名) / 上村松園(著)
アダムの二本棒にほんぼう意地いぢきたなさのつまぐひさへずば開闢かいびやく以来いらい五千ねん今日こんにちまで人間にんげん楽園パラダイス居候ゐさふらふをしてゐられべきにとンだとばちりはたらいてふといふ面倒めんだうしやうじ〻はさて迷惑めいわく千万せんばんの事ならずや。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
子路率爾そつじとしてこたえて曰く、千乗の国大国の間にはさまりて加うるに師旅しりょを以てしかさぬるに饑饉ききんを以てせんとき、ゆうこれをおさめば、三年に及ばんころ、勇ありみちを知らしめん。夫子之をわらう。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)