せつ)” の例文
旧字:
らず、この語まことしかるや。孟子曰く、否、これ君子の言に非ず、斉東の野人の語なり。ぎょう老いてしゅんせつせるなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
思うに、ここの味方内から離反者が簇出ぞくしゅつしたばかりでなく、せつせんいったいにわたる日和見ひよりみ的な武族もまた
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この間、かれの馬蹄ばていのめぐり歩いた地は、せつせんの四州にわたっている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)