“摂取”のいろいろな読み方と例文
旧字:攝取
読み方割合
せっしゅ81.8%
しょうじゅ9.1%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この幸福感こそ、念仏行者が、ひとたび、絶対の摂取せっしゅにあずかるの時に、誰人たれびとでも、うけることのできる大悲の甘露なのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なお庵室の西一丁余り隔てて一間四面のお堂を建てて、お堂の妻戸に庵室の戸を開け合せるようにし、仏前の燈明を摂取しょうじゅの光明と思って常に光明遍照こうみょうへんじょうの文を唱え、真心を現して発露啼泣ほつろていきゅうしていた。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
出帆時間の事を考えると、愚図愚図しておられないので、すぐ附近のカフェへいって軽い朝食を摂取った。丁度六時半である。それからソーホー街へ出掛ければいい時間である。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)