“飯(おまんま)” の例文
「さあ、飯(おまんま)出來(でき)たぞ」勘次(かんじ)は釜(かま)から茶碗(ちやわん)へ飯(めし)を移(うつ)す。さうして自分(じぶん)で農具(のうぐ)を執(と)つておつぎへ持(も)たせてそれからさつさと連(つ)れ出(だ)すのである。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「お泊まりなんし、お泊まりなんし、銭が安うて飯(おまんま)が旨うて、夜具(やぐ)が可(よ)うてお給仕が別嬪、某屋(なにや)はここじゃお泊まりなんし」と、旅人を呼び立て袖を引く、留女(とめおんな)の声のかまびすしい
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)