“留女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とめおんな83.3%
とめじょ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵馬を口説くどいてみたり、竜之助の時の留女とめおんなに出てみたり、がんりきを調戯からかったりしていたのが、ここへ来ると駒井能登守を、また相手にする気になってしまいました。
この時留女とめおんなとして現われたのは芸者きわである。豊花と鶴彦とを次の間に連れて往って、小稲花鳥へ百両ずつの内済金を出すことに話を附け、それを香以に取り次いだ。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
なんともほかからはっきりはめられないが、美妙斎はそのころから関係のあった、浅草公園の女、石井留女とめじょを、九月尽日じんじつ落籍らくせきして、その祝賀を、その、おなじ雑記帳へも書いているのだ。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)