“ぱん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:パン
語句割合
麺麭33.3%
30.8%
12.8%
7.7%
5.1%
2.6%
2.6%
2.6%
麺包2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとりの貧しい身装みなりをした娘が、汽車の窓のところに来て、麺麭ぱん燻肉くんにくと復活祭の卵を売ろうとしている。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その重なるは麺麭ぱんに作る麦粉、生麦を始め一切いっさいの食物及び植物学上に知られているすべての草木の種などであった。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
しかし一ぱんには奈何どうです、新聞しんぶんや、雜誌ざつし奈何云どういこといてありますか?』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ぱん會計くわいけいには國債こくさいは一もん計上けいじやうしない豫算よさんつくつたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
——そして翌朝にはもう甲ノ尾から差廻しの一船に乗りこみ、解任の簿名ぼめいと頭かずの点検をうけた後、本土へ向ってその一ぱんかえり去った。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今は秋陰あんとして、空に異形いぎょうの雲満ち、海はわが坐す岩の下まで満々とたたえて、そのすごきまでくろおもてを点破する一ぱんの影だに見えず。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
つねには、一ぱんを分けあって起きしする友であるが、いまは、御岳の神縄をかりて捕りおさえにきた小幡民部。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、一ぱんの尊さは、一粒の米でも一くきの野菜でも、自分でつくってみて初めてわかることである。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
箇条はなお多いが、部分的にこういう一ぱんを見ただけでも、謙信がいかに日頃から士の養成に細心な気くばりを傾注しているか——またそれを鉄則としている全家中が黙々と有事の日に備えて自分を鍛え合っているか——想像以上なものがそこにはあった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
現在全国の官私立大学において法学教育の名において教えられているものをそのまま与えられた事実として認めつつ、それを基礎として、法学生は一般にいかなる考え、いかなる態度で講義を聴き、また研究すればいいのか、そのことについて私の考えていることの一ぱんを、新入学生諸君の参考のために述べてみたいのである。
「素晴しい出来だ、千ぱんかたじけない。」
臣又願わくは陛下益々ますます親親しんしんの礼をさかんにし、歳時さいじ伏臘ふくろう使問しもん絶えず、賢者は詔を下して褒賞ほうしょうし、不法者は初犯は之をゆるし、再犯は之をゆるし、三ぱん改めざれば、則ち太廟たいびょうに告げて、地を削り、之を廃処せんに、あに服順せざる者あらんやと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この人によって、柳生の先祖が、かかる場合の用にもと、どこかの山間にとほうもない大金をうずめ隠してあると知れて、一ぱん蘇生そせいの色に、どよめき渡った。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それを読んで行くと、米を節約するために、代用食として饂飩うどん麺包ぱんとが大いに奨励してある。
うむどん (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
と、妹の方がつづいていった。この子は、どういうわけか小さいときから麺包ぱんが好きだ。
うむどん (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)