“陪従”のいろいろな読み方と例文
旧字:陪從
読み方割合
おもとびと25.0%
ばいじゅう25.0%
べいじゅう25.0%
ベイジユウ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『播磨風土記』に神功じんぐう皇后韓国よりかえり上りたもう時、舂米女いなつきめ等のくぼを陪従おもとびとくなぎ断ちき、故に陰(くぼ)絶ち田と地名を生じたと出るなども同様の故事附けで多くはあてにならぬが
行幸輦みゆきぐるまは、ふた夜も、三夜みよもとどめられるので、相互の陪従ばいじゅうのおあるじに供する二人も、その間じゅうは、花の闇で、忍び会いもし、または昼は昼で、花ふぶきのうたげむしろ
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時の陪従べいじゅう、つまり勅使のお供をして、神前に音楽を奉納するお供の楽人であるが、その陪従の一人が『金葉集』の撰者の源俊頼としよりであった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
私は、神楽・東遊などに条件的に数へられてゐた陪従ベイジユウ——加陪従もある——などは、伴神即、眷属の意義だと信じてゐるのだ。