“陪乗”の読み方と例文
読み方割合
ばいじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、それぞれの消息が分ったのは、よほどあとになってからだが、北畠顕信と結城宗広が陪乗ばいじょうしていた義良親王のお船は、あくる日、知多半島沖の篠島しのじまにただよい着いた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言ったので、姫君の始終そばにいる侍従という女房が行くことになり、尼君はそれといっしょに陪乗ばいじょうした。姫君の乳母めのとや、尼の供をして来た童女なども取り残されて茫然ぼうぜんとしていた。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)