“篠島”の読み方と例文
読み方割合
しのじま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「息子は農科大学へ行つてゐたが一昨年卒業して、直ぐ一年志願兵で入営して、今年帰つて来たが、四五日前篠島しのじまへ嫁いである姉の所へ行つて、明日あたり帰つて来るだらう」
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
もちろん、それぞれの消息が分ったのは、よほどあとになってからだが、北畠顕信と結城宗広が陪乗ばいじょうしていた義良親王のお船は、あくる日、知多半島沖の篠島しのじまにただよい着いた。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)