“篠突”の読み方と例文
読み方割合
しのつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
續いて、もう一と打、二た打、すさまじい稻光りが走ると、はためく大雷鳴、耳をおほふ間もなく篠突しのつくやうな大夕立になりました。
そのうちそら真暗まっくらくなって、あたりの山々やまやま篠突しのつくような猛雨もううめにしろつつまれる……ただそれきりのことにぎませぬ。
篠突しのつくような暴雨であった。雨脚あまあしが乱れて濛気もうきとなり、その濛気が船を包み、一寸先も見えなくなった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)