トップ
>
しのつ
ふりがな文庫
“しのつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
篠突
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
篠突
(逆引き)
チチコフは、
篠突
(
しのつ
)
く雨の濃いとばりを透して、何か屋根に似たものをちらと認めることが出来た。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
畳翠
(
でふすゐ
)
滋蔓
(
じまん
)
繁茂せる、竹と竹との隙間を行くは、
篠突
(
しのつ
)
く雨の間を
潜
(
くゞ
)
りて濡れまじとするの
難
(
かた
)
きに
肖
(
に
)
たり。進退
頗
(
すこぶ
)
る困難なるに、払ふ物無き
蜘蛛
(
くも
)
の巣は、前途を
羅
(
ら
)
して煙の
如
(
ごと
)
し。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
日暮方から
鳴出
(
なりだ
)
した雷は
益々
(
ますます
)
すさまじくなって、
一天
(
いってん
)
墨を流したようで、
篠突
(
しのつ
)
く大雨、ぴかりぴかりと
電
(
いなずま
)
が目の
眩
(
くら
)
むばかり障子に
映
(
うつ
)
って、その
毎
(
たび
)
に天地も
覆
(
くつがえ
)
るように
雷
(
いかずち
)
が鳴り渡る
稚子ヶ淵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しのつ(篠突)の例文をもっと
(9作品)
見る