“ヨバ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:よば
語句割合
66.7%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隠国コモリクの泊瀬国に、さヨバひにが来れば、たな曇り雪はふり来ぬ。さ曇り雨はふり来ぬ。つ鳥キヾシはとよみ、家つ鳥カケも鳴き、さ夜は明け此夜は明けぬ。入りて朝寝む。此戸開かせ(万葉巻十三)
鶏鳴と神楽と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
避りまつりし故は其八十神各々稲羽イナバ八上比売ヤガミヒメヨバわんの心ありて、共に稲羽に行きける時に、大穴牟祖神にフクロを負わせ、従者トモとしてて往きき。是に気多の崎に到りける時に、裸なる兎伏せり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
爾に黄泉比良坂ヨモツヒラサカまで追出でまして遂に見さけて、大穴牟遅神をヨバいて詔給わく、其汝が持たる生大刀生弓矢を以て、汝が庶兄弟アニオトどもをば、坂の御尾ミオに追い伏せ、また河の瀬に追い撥いて
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)