)” の例文
これより後、大后とよあかりしたまはむとして、御綱栢みつながしはを採りに、木の國に幸でましし間に、天皇、八田やた若郎女わかいらつめひましき。
葉染はぞめひめひて、れにしいまし
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
その上にせまつりて、百取の机代つくゑしろの物を具へて、御饗みあへして、その女豐玉とよたま毘賣にはせまつりき。
葉染の姫に見ぞひてれにしいまし
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
すなはちはむと思ほししかども、また還り上りなむ時に婚はむと思ほして、ちぎり定めて、東の國に幸でまして、山河の荒ぶる神又は伏はぬ人どもを、悉にことむやはしたまひき。
日子ひこひてしはじ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)