“婚期”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんき75.0%
とき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてわれ知らず老いたる父と女の婚期こんきが過ぎかけてゆくのも思わずに暮していたが、はからずも去年、その人の奇禍きかを知ると、居ても立ってもいられなくなった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんなことで、敦子あつこさまの婚期こんきねん一年いちねんおくれてきました。敦子あつこさまはのちにはすっかり棄鉢気味やけきみになって、自分じぶん生涯しょうがいよめにはかないなどとって、ひどく御両親ごりょうしんこまらせました。
まだその頃は女子によし生るとも父の恐れとならざりき、その婚期ときその聘禮おくりものいづれものりえざりければなり 一〇三—一〇五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)