“曾子”の読み方と例文
読み方割合
そうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老子の道は孔子と異なるに似たれども、その帰する所は一意なり。不患人不己知ひとのおのれをしらざるをうれえず曾子そうし有若無あれどもなきがごとく実若虚じつなれどもきょなるがごとしなどとへる、皆老子の意に近し。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
(四) 曾子そうし曰く、われ日に三たび吾が身をかえりみる、人のためにはかりて忠ならざるか、朋友と交わりて信あらざるか、習わざるを伝うるかと。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
いにしえ曾子そうしのいわく「もって六尺の孤を託すし、以て百里の命を寄す可し、大節に臨んで奪う可からず、君子人か君子人なり」と。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)