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曾子
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そうし
ふりがな文庫
“
曾子
(
そうし
)” の例文
老子の道は孔子と異なるに似たれども、その帰する所は一意なり。
不患人不己知
(
ひとのおのれをしらざるをうれえず
)
及
曾子
(
そうし
)
の
有若無
(
あれどもなきがごとく
)
実若虚
(
じつなれどもきょなるがごとし
)
などと
云
(
い
)
へる、皆老子の意に近し。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
(四)
曾子
(
そうし
)
曰く、
吾
(
われ
)
日に三たび吾が身を
省
(
かえり
)
みる、人のために
謀
(
はか
)
りて忠ならざるか、朋友と交わりて信あらざるか、習わざるを伝うるかと。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
古
(
いにしえ
)
は
曾子
(
そうし
)
のいわく「
以
(
もっ
)
て六尺の孤を託す
可
(
べ
)
し、以て百里の命を寄す可し、大節に臨んで奪う可からず、君子人か君子人
也
(
なり
)
」と。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
曾子
(
そうし
)
はいっている、「心ここに在らざれば見れども見えず、聞けども聞かず、食えどもその味を知らず。」
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
〔譯〕君に
事
(
つか
)
へて忠ならざるは孝に非ざるなり、
戰陳
(
せんじん
)
に
勇
(
ゆう
)
無きは孝に非ざるなりと。
曾子
(
そうし
)
は孝子なり、其の言
此
(
かく
)
の如し。彼の忠孝
兩全
(
りやうぜん
)
せずと謂ふは、
世俗
(
せぞく
)
の見なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
▼ もっと見る
呉起
(
ごき
)
は
衞人也
(
ゑいひとなり
)
。
好
(
この
)
んで
兵
(
へい
)
を
用
(
もち
)
ふ。
嘗
(
かつ
)
て
曾子
(
そうし
)
に
學
(
まな
)
び、
魯君
(
ろくん
)
に
事
(
つか
)
ふ。
齊人
(
せいひと
)
、
魯
(
ろ
)
を
攻
(
せ
)
む。
魯
(
ろ
)
、
呉起
(
ごき
)
を
將
(
しやう
)
とせんと
欲
(
ほつ
)
す。
呉起
(
ごき
)
、
齊
(
せい
)
の
女
(
ぢよ
)
を
取
(
めと
)
つて
妻
(
つま
)
と
爲
(
な
)
し、
而
(
しかう
)
して
魯
(
ろ
)
、
之
(
これ
)
を
疑
(
うたが
)
へり。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
第一の学而篇は、孔子の語を八章、孔子と
子貢
(
しこう
)
との問答を一章、
有子
(
ゆうし
)
の語を三章、
曾子
(
そうし
)
の語を二章、
子夏
(
しか
)
の語を一章、子貢と
子禽
(
しきん
)
の問答を一章集めたものである。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
居
(
を
)
ること
之
(
これ
)
を
頃
(
しばら
)
くして
其母
(
そのはは
)
死
(
し
)
す。
起
(
き
)
、
終
(
つひ
)
に
歸
(
かへ
)
らず。
曾子
(
そうし
)
、
(六六)
之
(
これ
)
を
薄
(
うす
)
んじて
起
(
き
)
と
絶
(
た
)
つ。
起
(
き
)
乃
(
すなは
)
ち
魯
(
ろ
)
に
之
(
ゆ
)
き
兵法
(
へいはふ
)
を
學
(
まな
)
び、
以
(
もつ
)
て
(六七)
〔魯〕
君
(
きみ
)
に
事
(
つか
)
ふ。〔魯〕
君
(
きみ
)
之
(
これ
)
を
疑
(
うたが
)
ふ。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
呉起
(
ごき
)
其
(
そ
)
の
己
(
おのれ
)
を
謗
(
そし
)
りし
者
(
もの
)
三十
餘人
(
よにん
)
を
殺
(
ころ
)
して、
東
(
ひがし
)
、
衞
(
ゑい
)
の
(六五)
郭門
(
くわくもん
)
を
出
(
い
)
で、
其母
(
そのはは
)
と
訣
(
わか
)
る。((己ノ))
臂
(
ひぢ
)
を
齧
(
か
)
んで
盟
(
ちか
)
つて
曰
(
いは
)
く、「
起
(
き
)
、
卿相
(
けいしやう
)
と
爲
(
な
)
らずんば、
復
(
ま
)
た
衞
(
ゑい
)
に
入
(
い
)
らじ」と。
遂
(
つひ
)
に
曾子
(
そうし
)
に
事
(
つか
)
ふ。
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“曾子”の解説
曾子(そうし、Zēngzǐ、曽子、紀元前505年 - 没年不詳)は、孔子の主要な弟子の一人。諱は参(しん)、字は子輿(しよ)。親孝行の人として知られる。『孝経』『大学』『曾子』の著者とされる。後世の儒教では四聖の一人「宗聖」として崇敬される。
(出典:Wikipedia)
曾
部首:⽈
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“曾”で始まる語句
曾
曾孫
曾祖母
曾遊
曾祖父
曾我
曾根
曾良
曾呂利
曾皙