“曾能子”の読み方と例文
読み方割合
そのこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
約之と優善とは榛軒のぢよかえと同庚で、若し大正丁巳までながらへてゐたら、今の曾能子そのこ刀自と倶に、八十三歳になつてゐる筈である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
榛軒の継室飯田氏志保しほの始て生む所で、初め名をかえと命ぜられた。即ち大正丁巳に至つて八十三歳の寿を保つてゐる曾能子そのこ刀自である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
侯は特に一種の蔽膝へいしつを裁せしめて与へたさうである。座布団と蔽膝との事は曾能子そのこ刀自の語る所に従つて記す。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)