“そうそぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
曾祖母75.0%
曽祖母25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二二 佐々木氏の曾祖母そうそぼ年よりて死去せし時、かんに取りおさめ親族の者集まりきてその夜は一同座敷にて寝たり。死者の娘にて乱心のため離縁せられたる婦人もまたその中にありき。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
佐々木氏の曾祖母そうそぼおさなかりしころ友だちと庭にて遊びてありしに、三本ばかりある胡桃くるみの木の間より、真赤まっかなる顔したる男の子の顔見えたり。これは川童なりしとなり。今もその胡桃大木にてあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ですから茂作が重病になると、稲見には曽祖母そうそぼに当る、その切髪きりがみの隠居の心配と云うものは、一通ひととおりや二通ふたとおりではありません。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)