“ちちはは”の漢字の書き方と例文
カタカナ:チチハハ
語句割合
父母100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学童を愛する点に於いては、学童たちの父母ちちははに及びもつかぬし、子供の遊び相手、として見ても、幼稚園の保姆ほぼにはるかに劣る。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
が、炎天、人影も絶えた折から、父母ちちははの昼寝の夢を抜出した、神官のであろうと紫玉はた。ちらちら廻りつつ、廻りつつ、あちこちする。……
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
姫君はさう云ふ父母ちちははと一しよに、六の宮のほとりにある、木高こだか屋形やかたに住まつてゐた。六の宮の姫君と云ふのは、その土地の名前につたのだつた。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)