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『六の宮の姫君』
ふりがな文庫
『
六の宮の姫君
(
ろくのみやのひめぎみ
)
』
六の宮の姫君の父は、古い宮腹の生れだつた。が、時勢にも遅れ勝ちな、昔気質の人だつたから、官も兵部大輔より昇らなかつた。姫君はさう云ふ父母と一しよに、六の宮のほとりにある、木高い屋形に住まつてゐた。六の宮の姫君と云ふのは、その土地の名前に拠つ …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「表現」1922(大正11)年8月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
懶
(
ものうげ
)
蹲
(
うづく
)
悪
(
に
)
一層
(
ひとしほ
)
益
(
ま
)
衣
(
ごろも
)
侍
(
さむらひ
)
女
(
め
)
悉
(
ことごとく
)
以前
(
まへ
)
受領
(
ずりやう
)
守
(
かみ
)
廊
(
ほそどの
)
枯
(
が
)
生家
(
うぶや
)
脅
(
おびやか
)
住居
(
すまひ
)
如何
(
いかが
)
方
(
がた
)
止
(
と
)
殆
(
ほとんど
)
洛中
(
らくちゆう
)
破
(
や
)
築土
(
ついぢ
)
雨
(
さめ
)
上人
(
しやうにん
)
丹塗
(
にぬ
)
今宵
(
こよひ
)
仏名
(
ぶつみやう
)
几帳
(
きちやう
)
厨子
(
づし
)
命
(
めい
)
寵愛
(
ちようあい
)
対
(
たい
)
族
(
うから
)
沙門
(
しやもん
)
甥
(
をひ
)
粟津
(
あはづ
)
草履
(
ざうり
)
覚
(
おぼ
)
読誦
(
どくじゆ
)
銚子
(
てうし
)
除目
(
ぢもく
)
陸奥
(
むつ
)
丹波
(
たんば
)
乳母
(
うば
)
交
(
まじ
)
任終
(
にんはて
)
但馬
(
たじま
)
佇
(
たたず
)
何処
(
どこ
)
何時
(
いつ
)
保胤
(
やすたね
)
俯伏
(
うつぶ
)
入
(
い
)
内記
(
ないき
)
凌
(
しの
)
前司
(
ぜんじ
)
剥
(
は
)
勧
(
すす
)
双六
(
すごろく
)
呟
(
つぶや
)
喉
(
のど
)
四足
(
よつあし
)
外
(
ほか
)
大路
(
おほぢ
)
天蓋
(
てんがい
)
宮腹
(
みやばら
)
寝殿
(
しんでん
)
少時
(
しばらく
)
屋形
(
やかた
)
常陸
(
ひたち
)
彼
(
か
)
御仏
(
みほとけ
)
御内
(
みうち
)
御名
(
みな
)
御暇
(
おいとま
)
忽
(
たちま
)
慌
(
あわ
)
慶滋
(
よししげ
)
懇
(
ねんご
)
懶
(
ものう
)
手筥
(
てばこ
)
扶
(
たす
)
拠
(
よ
)
擡
(
もた
)
政所
(
まんどころ
)
斟
(
く
)
時雨
(
しぐれ
)
曲殿
(
きよくでん
)
木高
(
こだか
)
枝垂
(
しだ
)
櫺子
(
れんじ
)
殖
(
ふ
)
水葱
(
なぎ
)
活
(
い
)
焚
(
た
)
父母
(
ちちはは
)
痩
(
や
)
眩
(
まぶ
)