“ちかごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チカゴロ
語句割合
近頃68.5%
近比15.7%
近来8.3%
近來0.9%
近属0.9%
最近0.9%
此頃0.9%
近世0.9%
近年0.9%
頃日0.9%
頃者0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八のくしながら、せた眼先を、ちらとかすめたのは、をいれて使うという、近頃はやりの紅色糠袋だった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
後には近比故郷にてありしことなどを擧げて余が意見を問ひ、折に觸れては道中にて人々の失錯ありしことどもを告げて打笑ひ玉ひき。
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
近来の事なりき、我が塩沢より十町あまり西南にあたりて田中村といふあり、此村に右の寒行をするありけり。
やく御出立なさるが宜しからん入らざることゝも有べけれどもまづ/\御用心なさるゝが大丈夫と深切し居るから近來此邊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
唱へながら引かれしとぞ此時お熊のたるより世の婦女子は不義のなりとてひしはれ事の樣なれども貞操ともべし然るを近來其事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お勢は近属早朝より駿河台辺へ英語の稽古に参るようになッたことゆえ、さては今日ももう出かけたのかと恐々座舗這入ッて来る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ツイ近属と云ッて二三日前までは、官等にとばかりに高下は有るとも同じ一課の局員で、り劣りが無ければ押しも押されもしなかッた昇如き犬自物の為めに耻辱を取ッた、り耻辱を取ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この部落へは最近はいったばかりであり岩石ヶ城の者どもも顔を見知ってはおるまいによって、手段を講じ敵地へ入り込み姫を助けてはくれまいか、と、この私にお気の毒にも
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
余り身勝手過ぎるぢやありませんかネ——それにネ、着物だの、何だのも、此頃斯様云ふのが流行だなんて自分で注文するんですよ、何処流行かと思へば、貴嬢
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
古昔の預言者は近世に望むべからず、近世の預言者は文字の人なりと言へる、己れら一預言者なるカアライルの言を信ずることを得ば
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
一頃はう人どころか、の下に土も枯れ、水もいていたんですが、近年他国の人たちが方々から尋ねて来て、世評が高いもんですから、記念碑が新しく建ちましてね、名所のようになりました。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その温雅なる風采と、秀麗なる容貌と、学識の豊富なるをもって聞えた、俊才で、且つ人魂と、流星と、意見の衝突以来、不快の念をいて、頃日夫人のを辞して、谷中の寺に隠れたけれども
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
を議せんとする時、尤も多く己れの非を悟る。頃者、激する所ありて、生来甚だ好まざる駁撃の文を草す。草し終りて静に内省するに、人を難ずるの筆は同じく己れを難ぜんとするに似たり。
山庵雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)