“まぢか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間近64.3%
目近16.1%
真近7.1%
眼近5.4%
最近3.6%
眞近1.8%
附近1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あい、」といいすてに、急足いそぎあしで、与吉は見るうち間近まぢかな渋色の橋の上を、黒い半被はっぴで渡った。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——一八八七年四月十七日日没間近まぢかの頃、余は嵯峨家の依頼によって、北緯二十七度六分東経百三十度五分の海上を彷徨した。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
いよいよいけなくなったことは、冬がいまや目近まぢかにせまってきたことであった。
りくはうると、いつしかふねみなと目近まぢかすゝんで、桑港さうかう町々まち/\はついはなさきえる。
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
参木の常緑銀行では、その日の閉鎖時間が真近まぢかくなると不穏な予言が蔓延した。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
高き屋にのぼりて仰ぐ星の座のいや遥けくも真近まぢかなるかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
眼近まぢかな相手の群れではある。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老人は老人で、それ以前も絶え間のなかった——三好、細川、赤松、尼子氏などの治乱興亡の戦語いくさがたりを、炉ばたに寄れば、見たこと聞いたこと、幼い者にして聞かせたことであろうし、若い者は、すぐ眼近まぢかにあった
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村の小川、海に流れ出る最近まぢかの川柳しげれる小陰に釣をたるる二人の人がある。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
遠方をちかたは雨雲に閉されて能くも見え分かず、最近まぢかに立つて居るかしはの高さ三丈ばかりなるが、其太い葉を雨に打たれ風に揺られて、けうときを立てゝ居る。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ふたゝあいちやんは細長ほそなが大廣間おほびろまなかの、あのちひさな硝子ガラス洋卓テーブル眞近まぢかました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
市街まちはづれの停車塲ステーシヨンから客待きやくまち馬車ばしやで、海岸かいがん附近まぢかある旅亭はたごやき、部室へやさだまりやが晝餉ひるげもすむと最早もはやなにことがない、ふね出港しゆつこうまではだ十時間じかん以上いじやう