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手暴
ふりがな文庫
“手暴”の読み方と例文
読み方
割合
てあら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てあら
(逆引き)
「まあ、そのように
手暴
(
てあら
)
くせずと……。市さまはこの通りに酔うている。連れて帰ってもお役に立つまい。お前ひとりでよいように……」
鳥辺山心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
我心に従えと強迫すれど、聞入れざるを憤り、日に日に
手暴
(
てあら
)
き
折檻
(
せっかん
)
に、
無慙
(
むざん
)
や身内の皮は裂け、血に
染
(
そ
)
みて、紫色に腫れたる
痕
(
あと
)
も多かりけり。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
怪
(
けし
)
からぬ女
哉
(
かな
)
、と
怒
(
いかり
)
の余に
手暴
(
てあら
)
く
捩放
(
ねぢはな
)
せば、なほ
辛
(
から
)
くも
縋
(
すが
)
れるままに
面
(
おもて
)
を
擦付
(
すりつ
)
けて
咽泣
(
むせびなき
)
に泣くなりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
手暴(てあら)の例文をもっと
(10作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手暴”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
三遊亭円朝
岡本綺堂
泉鏡花
夏目漱石