“そうほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウホウ
語句割合
双方60.5%
遭逢18.6%
相方11.6%
槍法4.7%
双峰2.3%
漕法2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのような押し問答が二三回続いたあとで、ついに双方そうほうの間に、一つの解決案がまとまった。それはどんな案かというのに
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この不思議な遭逢そうほうの二人の男女は、どちらが頼り、どちらが頼られるとも知らずに、その場をおちのびました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「金のある女など、きらいだ。いかにいわれても、どうにもならん。その、どうにもならんことに相方そうほういろいろとことばをつくすのは、愚じゃ。よそう」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この若者は浜松の町で、稀代きたい槍法そうほうをみせた鎧売よろいうりの男で——いまは、この島に落ちぶれているが、もとは武家生まれの、巽小文治たつみこぶんじという者であった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火口は、シャスタに一つ、シャスチナに一つ、その双峰そうほうつなぎ合わせるところの、プラットフォームにも、一つあるという話であるが、私はそれをよく知らない。
火と氷のシャスタ山 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
しかし、この人達も、短い練習の時間だけは、非常に真摯しんしに、熱心で、漕法そうほうは、英国の剣橋ケンブリッジ大学をのぞいては、皆、レカバリイが少ないのが、目につきました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)