“はから”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハカラ
語句割合
82.5%
5.0%
5.0%
取計2.5%
相談2.5%
談合2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殿とのにくしみにふべきほどの果敢はかなきうんちて此世このようまれたるなれば、ゆるしたま不貞ふてい女子をなごはからはせたまふな、殿との
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
『雑宝蔵経』八にいわく、昔波羅奈国の梵誉王、常に夜半に塚間に咄王咄王とぶを聞く、よく聞くと一夜に三度ずつ喚ばわる事やまず。王懼れて諸梵志・太史・相師を集めこの事をはからう。
○さてわが塩沢しほさはは江戸をさることわづかに五十五里なり、直道すぐみちはからばなほ近かるべし。雪なき時ならば健足たつしやの人は四日ならば江戸にいたるべし。
但しこの際、ぜひぜひげて御承知願いたき一事これ有り、余の儀にはこれ無くそうらえども、明日拝顔の際にはロジオン・ロマーヌイチの御同席なきよう、御取計はからい下されたく候。
『ともあれ、叔父御の小山様、従弟いとこの進藤様などにもお相談はからい申したうえで。……のう、吉千代』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母と祖父との恨を負ひて誰れにか談合はからん心一つを杖に、出し都會みやこに人鬼はなくとも何處の里にも用ひらるゝは才子、よしや輕薄の誹りはありとも、口振怜悧に取廻しの小器用なるを人喜ぶぞかし
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)