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相果
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あいはて
ふりがな文庫
“
相果
(
あいはて
)” の例文
命数尽きざる
中
(
うち
)
は
何
(
ど
)
の
様
(
よう
)
な深傷でも、数十ヶ所縫う様な傷でも決して死ぬものじゃアない、又万一療養相叶わずして
相果
(
あいはて
)
る事があれば
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
某
(
それがし
)
儀
(
ぎ
)
今年今月今日切腹して
相果
(
あいはて
)
候
(
そろ
)
事いかにも
唐突
(
とうとつ
)
の
至
(
いたり
)
にて、弥五右衛門
奴
(
め
)
老耄
(
ろうもう
)
したるか、乱心したるかと申候者も
可有之
(
これあるべく
)
候
(
そうら
)
えども、決して左様の事には
無之
(
これなく
)
候
(
そろ
)
。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
御両親が
相果
(
あいはて
)
てからと云うものは、
私
(
わし
)
の手許に置いて丹精をしてやったのじゃないか……
女子
(
おなご
)
の手もない寺へ引取り、十一の
歳
(
とし
)
から私が丹精をして
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
重役の為に憎まれて遂には追放仰付けられた、お父様にはそれを
口惜
(
くや
)
しゅう
思召
(
おぼしめし
)
てか、
邸
(
やしき
)
を出てから切腹をして
相果
(
あいはて
)
られた、続いて母様もお
逝去
(
かくれ
)
になる時の御遺言に
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
必ず此の方も
切死
(
きりじに
)
をしなければならんが、其の時は松屋に残したお蘭が斯うと聞かば必らず自害して
相果
(
あいはて
)
るに相違ない、如何にもそれが
不便
(
ふびん
)
なこと、何うかお蘭を助けたいものだがと
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
人も通わぬ山奥でむざ/\
相果
(
あいはて
)
るとは、
何
(
なん
)
たる不孝でございましょう、くれ/″\もお許し下さいまし、たま/\御両親のお
鑑識
(
めがね
)
にて、末頼もしき夫を持ちましても、運
拙
(
つたな
)
くして重なる不幸
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“相果”で始まる語句
相果候様