“愚案”の読み方と例文
読み方割合
ぐあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけなば兄弟のいのちたすかる共嘉川の家は滅亡めつばうならんにより此上は最早是非もなし心にそまぬ事なれ共すけ十郎郷右衞門ら兩人をつみおと主家しゆかの滅亡をすくはんとよんどころなく愚案ぐあん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
愚案ぐあんずるに、がばりはゆきおとなるべし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つらぬくは劔難けんなんの相にて三十日たゝざる内にやいばかゝ相果あひはつるの相なり斯る不徳ふとく凶相きようさうにして將軍の御子樣とは存じ奉りがたし越前守が思考かんがへには御品は實なれど御當人に於てはなにともあやしく存ずるなり愚案ぐあん御目鏡おめがねにはそむき候へども何卒なにとぞ此御身の上は今一おう越前へ吟味ぎんみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)