“ぐあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
愚庵42.9%
愚案28.6%
愚按14.3%
愚菴14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうして貰おう。御前ごぜん愚庵ぐあんの板前をまア御覧下さい」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
愚案ぐあんずるに、がばりはゆきおとなるべし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それゆえ、あなたは表情さえ表現しようとする、当節誇るべき唯一のことと愚按ぐあんいたします。あなたが御病気にもかかわらず酒をのみ煙草を吸っていると聞きました。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
克勤の民意をかくの如くなりしかば、事をること三年にして、戸口増倍し、一郡饒足じょうそくし、男女怡々いいとして生をたのしみしという。克勤愚菴ぐあんと号す。宋濂そうれん愚庵先生方公墓銘文ほうこうぼめいぶんあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)