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怡々
ふりがな文庫
“怡々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いい
52.9%
いそいそ
17.6%
いそ/\
17.6%
いゝ
5.9%
ついつい
5.9%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いい
(逆引き)
満腹の
饒舌
(
にょうぜつ
)
を
弄
(
ろう
)
して、あくまでこの調子を破ろうとする親方は、早く
一微塵
(
いちみじん
)
となって、
怡々
(
いい
)
たる
春光
(
しゅんこう
)
の
裏
(
うち
)
に浮遊している。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
怡々(いい)の例文をもっと
(9作品)
見る
いそいそ
(逆引き)
静子は、逢つたら先づ話して置かうと思つてゐたことも忘れて、この夏は賑やかに楽く暮せると思ふと、もう
怡々
(
いそいそ
)
した心地になつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怡々(いそいそ)の例文をもっと
(3作品)
見る
いそ/\
(逆引き)
其麽時は、孝子は用もない帳簿などを
弄
(
いぢく
)
つて、
人後
(
ひとあと
)
まで
殘
(
のこ
)
つた。月給を貰つた爲めに
怡々
(
いそ/\
)
して早く歸るなどと、思はれたくなかつたのだ。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怡々(いそ/\)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
いゝ
(逆引き)
実際沼倉は、「己は太閤秀吉になるんだ」と云って居るだけに、何となく度量の弘い、人なつかしい所があって、最初に彼を敵視した者でも、しまいには
怡々
(
いゝ
)
として命令を奉ずるようになる。
小さな王国
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
怡々(いゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ついつい
(逆引き)
途端に轟然たる音がして、石灯籠の頂上から、一道の
烽火
(
のろし
)
が立ち上り、春日
怡々
(
ついつい
)
たる長閑の空へ、十間あまり黄煙を引いた。
天主閣の音
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
怡々(ついつい)の例文をもっと
(1作品)
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怡
漢検1級
部首:⼼
8画
々
3画
“怡”で始まる語句
怡
怡悦
怡然
怡土
怡楽
怡和
怡晏
怡樂
怡土郡
怡顔斎
“怡々”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
石川啄木
二葉亭四迷
谷崎潤一郎
中島敦
幸田露伴
和辻哲郎
国枝史郎
夏目漱石