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怡々
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いそいそ
ふりがな文庫
“
怡々
(
いそいそ
)” の例文
静子は、逢つたら先づ話して置かうと思つてゐたことも忘れて、この夏は賑やかに楽く暮せると思ふと、もう
怡々
(
いそいそ
)
した心地になつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
反ッてお婿さんが
極
(
きま
)
って
怡々
(
いそいそ
)
しているようだった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
『アラ今日
被来
(
いらしつ
)
たの。明日かと思つたら。』と、静子は吉野に会釈して
怡々
(
いそいそ
)
下女の後から出て行く。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
月給を貰つた為に
怡々
(
いそいそ
)
して早く帰るなどと、思はれたくなかつたのだ。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
蒸す様な草いきれと、乾いた線路の
土砂
(
つち
)
の反射する日光とで、額は何時しか汗ばんだ。静子の顔は、
先刻
(
さつき
)
の
怡々
(
いそいそ
)
した光が消えて、妙に真面目に引緊つてゐた。小妹共はモウ五六町も
先方
(
さき
)
を歩いてゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
怡
漢検1級
部首:⼼
8画
々
3画
“怡”で始まる語句
怡
怡悦
怡然
怡土
怡楽
怡和
怡晏
怡樂
怡土郡
怡顔斎