“嶮崖”の読み方と例文
読み方割合
けんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新たに起こってきたあらゆる反省によって、彼の不安は増していった。嶮崖けんがいが彼の周囲に現われてきた。彼は祖父とも友人らとも融和していなかった。
北の方嶮崖けんがいを下る八、九丁で、南穂高と最高峰とを連ねている最低部、横尾谷より来ると、この辺が登れそうに見えるがはなはだ危険だ、奥穂高と北穂高との間を通るがよい。
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
人夫等岩崖をおほいで唯まゆひそむるあるのみ、心は即ち帰途にくにあればなり、此に於て余等数人奮発ふんぱつ一番、先づ嶮崖けんがい攀登はんとうして其のぼるを得べき事をしめす、人夫等なほがへんぜず
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)